健康のためにはお肉を食べよう?!

【公開日】 2021年07月03日

こんにちは。八百屋テクテクです。

みなさんは、体調管理をしたい時や、体調を崩したとき、食べ物はどうしていますか?

「風邪にはビタミンをとるといい」とか、「ミネラルを補給するといい」とか、様々に言われています。
そして最終的には、それらを多く含んでいる野菜や果物を摂取するといい、というところに行き着くと思います。

 

健康番組なんかをみていると、だいたい取り上げられているのは、野菜と果物のことです。
そのぐらい、野菜や果物は、身体にいいとされています。

 

しかしながら……。

 

体調を崩したときは、お肉がいい、ということもあるんです。

江戸時代、日本人の食生活は、野菜と穀物中心でした。
一方で、獣肉はほとんど口にしていませんでした。

獣肉は食べず、野菜と穀物中心の、いわゆる自然的和食な食生活。

肉と炭水化物中心、レトルトやスナック、ジャンクフーズなどにまみれた現代の日本人にとっては、まさに憧れの、健康そのものの食生活だったんです。

素晴らしいですね! と言いたいところですが……

 

江戸時代の平均寿命は40歳程度とされています。
現代人の半分程度しかありません。

また、身長は成人男性で150センチ程度だったそうです。
ちなみに平均身長でいえば、現代人が最も高いのですが、続いて縄文人が二番目に高く、弥生人、飛鳥時代、奈良時代…と、時代が新しくなるにつれて身長が下がっていき、一番身長が低いとされているのが、江戸時代の人です。

世界的にみても、江戸時代の人というのは、特に低い身長だったようです。
当時のアメリカ人は平均170センチ程度なので、当時の日本人にとっては、アメリカ人は全員巨人に見えたことでしょう。

 

身長に関しては、人種差や土地柄も当然ありますが、それを踏まえても、栄養の過不足のバロメーターとして十分有効であるとされています。

とすれば、これだけ野菜中心の、自然派な生活を送っていた彼らですが、なぜこんなに不健康で、栄養状態が悪いのでしょうか?

 

そうなんです。

縄文人は狩猟中心の生活で、よくお肉を食べていました。

それが弥生時代に農耕中心になり、
さらに飛鳥奈良時代には仏教伝来により生き物の殺生を嫌う風習が広がり、
江戸時代には死肉を食べることは禁忌であるということが、ほぼ全国的な共通認識にまでなりました。

なので、江戸時代の人々は、獣肉を食べなかったのです。
宗教的に死肉を忌み嫌っており、日常的に食べる習慣がありませんでした。

また獣肉の調理法が広まっていなかったという点もあります。
牛や豚、鹿肉やイノシシ肉……ちゃんと調理しないと臭いんですよね。

 

ですので、体調を崩したときにだけ、薬として、お肉を我慢して食べるようにしていたのです。
「やだ~! 臭い~! 不浄だ~!」とか言いながら…

江戸時代の、動物性たんぱく質が不足していた頃は、お肉は薬でした。
お肉を食することで、体内の栄養バランスを整えていたのです。

 

不足しているものを補う。

これがつまり、健康を維持する方法なんです。
当たり前といえば、当たり前ですね。

ビタミンやミネラルが不足しがちな現代人に必要なのは、確かに野菜と果物です。
しかしながら、野菜や果物を食べてさえいればいいというわけではないということは、歴史が証明しています。

 

自分の食生活を省みて、何が足りないのか、何が過剰なのかを意識していくことが、健康管理にとって大事なのだということです。

 

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